オーガニック

オーガニックとは

 オーガニックは日本語で「有機」を意味し、ヨーロッパでは「Bio(ビオ)」など、国や地域によって

 呼ばれ方は異なる。自然環境との調和を重んじ、自然保全を促進するという意味合いもある

 オーガニックという概念は、食品・衣類・化粧品など幅広い分野で、現在多くの人々に受け入れられている。

 

オーガニック認証とは

 第3者機関が食品や化粧品等に対して、厳しい基準のもとに原料や製品がオーガニックで

 あることを認証する制度。

 

オーガニック認証機関 ICEA (イチェア)

 成分はもちろん、容器・製造設備に関してまで非常に厳しい検査項目を設け

 クリアした商品のみ認証する、イタリアの国際的オーガニック認証機関

 正式名称 Instituto per la Certificazione Etica e Ambientale

              (倫理と環境のための認証機関)

 概略

 ・ヨーロッパ最大の有機農業先進国であるイタリアが本部

 ・欧州全土に23の活動拠点を持つ

 ・ヨーロッパにおいて最も重要なオーガニック認証機関のひとつ

 ・イタリア農林政策省から認証機関として認可を受けている

 ・化粧品だけでなく、食品から木材・建築まで幅広くオーガニックを認可

 ICEAの認可部門

 ・化粧品

 ・食品  300人の専門家のもとオーガニック食物の認証

 ・潜在  成分・製法をクリアしたECO・BIO洗剤の認証

 ・布地  オーガニック繊維

 ・木材と家具 建設材の生産方法・過程が環境にやさしい住宅の認証

 ※その他にも消費者と環境に配慮した多くの開発を認定

 ICEAが目指す化粧品

  人と環境にやさしいエコロジー・オーガニック化粧品

 認証基準一部抜粋

 成分 ■3年以上オーガニック農法で育てた植物由来原料を必ず使用

     ■一般化粧品で使われる4,300もの成分の配合禁止

      ・石油由来活性剤

      ・合成着色料

      ・パラペン・ホルムアルデヒドなどの防腐剤

      ・コラーゲンやケラチン・ヒアルロン酸などの動物由来成分

      ・アレルギーを誘発する可能性がある物質

      ・刺激を誘発する可能性がある物質

      ・シリコーンなどの合成誘導体

      ・紫外線吸収剤

      ・遺伝子組み換え原料

      ・放射線照射原料

 容器 ■一次包装(製品と直接触れる容器)

      リサイクル可能で人と環境にやさしい材料のみ許可

     ■その他容器、包装

      過剰包装やリサイクル不可能jな包装の禁止

      ポリ塩化ビニルとその誘導体の使用禁止

      焼却時にダイオキシンを発生するプラスチックの使用禁止

  製造 ■環境汚染をおこさない

       最新設備を用いた製造を行わなければならない